2023年10月の記事一覧

1年生「ヒマワリの種取り活動」

10月12日(木)1年生が生活科の学習で、ヒマワリの種取り活動を行いました。これは、千厩地区まちづくり協議会主催のひまわりプロジェクトに、本校1年生も関わり一緒に活動させていただいているものです。今まで、春には種植え作業、夏は観察を行ってきました。ヒマワリの栽培を通じて植物を大切に育てていこうとする気持ちや地域の方々との交流を通じて、様々な人と関わっていることに気付くことができることをねらいとしています。今日はまちづくり協議会の産業部長の村上様をはじめ、5名の部員の方々に種の取り方教えていただきながら楽しく活動することができました。「いっぱいとれる!」や「おもしろい!」「楽しい!!」の言葉が飛び交い、みんな笑顔で活動しました。

                         

 

全校朝会校長先生の講話「友情の人形」

 10月10日の全校朝会で、校長先生が「友情の人形」についてのお話をしました。講話の内容を一部抜粋して紹介します。

 千厩小学校には、「友情の人形」が3体あります。「青い目の人形」とも言われています。今から96年前に日本とアメリカが仲良くなるようにと「世界の平和は子供から」をスローガンに日本に人形を贈る活動をした人がいます。シドニー・ギュ―リックさんという人です。たくさんの人の協力でアメリカから12,800体近くの人形が日本の小学校や幼稚園などに送られました。「ベティー」ちゃんもその一つです。

 でも、今残っているのは345体、岩手県には18体しかないそうです。一関市には4体ですが、これは、県内の市町村の中で一番多いそうです。その後、日本とアメリカは戦争をしたため、アメリカから贈られた人形も敵だということで、壊されたり燃やされたりしました。人形には罪がないのにかわいそうですね。その後30年後(昭和49年)、校舎が移ることになり、その時にこの人形「ベティ」ちゃんが発見されました。人形と一緒に残された記録から、この人形を贈ってくれたのは、マシューフィールドという町の教会の学校に通う子供たちが、お金を集めて贈ってくれたことが分かり、その学校と千厩小学校との交流が始まりました。

その後、「エリザベス」ちゃんは、21年前(平成14年)にマシューフィールドの小学校の先生から、「ベティ」ちゃんの妹として贈られました。また、「エリー」ちゃんは、13年前(平成22年)にギューリックさんの孫から贈られた2代目「友情の人形」です。

 これから先も、どこの国の人たちとも誰とでも仲良く、思いやりをもって生きることを、3体の人形に誓える千厩小学校の子供たちでいてください。